caguirofie

哲学いろいろ

アテナイのナラシンハ

#42

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( pp ) (社会または《歴史》) ――最後に 第三の視点とは 従って残された《情況》にかんするものであり それは 次のような視点となるはずです。まず一般に ぼくたちの存在は 種として…

#41

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( oo ) (社会または《歴史》) ――この風景ないし《風土》が 根強いところの社会に対して そうではないとも考えられるところのボエティウス君たちの社会では 善の余韻ではなく 善(形…

#40

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( nn ) (社会または《歴史》) ――《中位情況》という観点にも触れるならば 日常生活たる中位上昇的な縮小 および 政治たる《疎外》(これは 疎外=表現の形態として 身分制とも考え…

#39

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( mm ) (社会または《歴史》) ――もっとも ここで次に 第三として これらの《心理的な複合(コンプレックス)》は どちらの方式によっている場合でも もともと [α-ω]の《等位形式交…

#38

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( ll ) (社会または《歴史》) ――この方式において 意識ないし無意識が 外へ開かれずに 内に向かって閉じられているというときには つまり 等位形式交通[α-ω]の誤った解釈のばあいに…

#37

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( kk ) (社会または《歴史》) *********** ――ごくろうさま。何から言っていいか よくわからないけれど あとはテーマを自由に選んで述べることとして わたしとしては む…

#36

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( jj ) (社会または《歴史》) ――ただし――ここからが 難しいところだと思いますが―― 第一の方面の方法論ともかかわって この第二の方面の問題において 後者の諸価格関係に何らかの変…

#35

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( ii ) (社会または《歴史》) ――つまり もう一度繰り返せば そこで《あなた》も《わたし》も その労働行為を 等しく 単に《情況という流れ》の中に投じればよいというのではなく そ…

#34

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( hh ) (社会または《歴史》) ――そこで まず考えられることは 《[β-1]・[γ-1]の単なる身分制・民主制》および《[ββ-1]・[γγ-1]の皇帝制・純一民主制》の 二つの道のいづれにおい…

#33

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( gg ) (社会または《歴史》) ――・・・ただし さらにここでもう一点 ボエティウス君の側の《段違いに変形された形式》という側面から わたしたちのいま述べた情況を あらためて認識…

#32

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( ff ) (社会または《歴史》) ――第二点について もう少し詳しく発言させてもらいたいと思うのですが・・・ つまり 初めに ことわっておかなければならないことは わたしたちは この…

#31

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( ee ) (社会または《歴史》) ――ここで問題は もう一度繰り返すならば 《善の変形》ということであり そしてそのような《類としての存在のゆがみ》を揚棄していくことにあると思わ…

#30

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第五日 ( dd ) (社会または《歴史》) ――ボエティウス君 しばらくだった。 今日は いよいよ 第五日だね。 ――ええ 今日の議論で これまで述べてきた事柄が ひととおり完結できると思うのです…

#29

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( cc ) (情況または《社会》) ――・・・《労働》という徳から 《貨幣》というその徳の《象徴》が出現した情況 そこにおいて形成されていく諸形式について 述べることができたと思う…

#28

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( bb ) (情況または《社会》) ――しかし もしそうだとすると この貨幣の所有も 《情況》の形態の一要素であるなら そのことによって 《形式》すなわち《善》に属するのではないか。 …

#27

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( aa ) (情況または《社会》) ――・・・また その経済の関係・形式とは いかなるものであるのか これを次に問わなければならないと考えます。 まず 祈りや武勇の徳にそなわるところ…

#26

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( z ) (情況または《社会》) ――そうかも知れない。 それでは もう一つ わたしのほうから提出してみたいと思うのだが たとえば いつか少し触れたことのある《個別性》の中の《血筋》…

#25

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( y ) (情況または《社会》) ――以上に述べた条件のうち その第五の 条件でもあり目標でもある事柄は 《[α]形式の形式》であり 情況形態として[A]であり この《全体的な徳の度量制》…

#24

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日 ( x ) (情況または《社会》) ――今度は ここで 表現の問題(歴史的にいわば慣習などとして培われたコミュニケーションの様式の問題として)ということにもなると思うのですが このこ…

#23

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日( w ) (情況または《社会》) ――この議論に沿って もう少し進めるならば あるいは正確に言って 《労働の第一人者》の形式は その労働ないし生産の場(そのような一情況)を ちょうど《…

#22

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日( v ) (情況または《社会》) ――このような[β]ないし[γ]の変形形態を見ておいて 次に この《富裕者支配制》へ移りたいと思います。 と言っても 同じく 身分制[β]の一形態のことだと思…

#21

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第四日( u ) (情況または《社会》) ――ナラシンハさん 今夜は 第四日です。 ぼくたちの議論は とりあえず 《精神》の基本的な領域を出ないと思いますが 現実の具体的な側面と いくらかは 接…

#20

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( t ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――まず 先ほど 《〈わたしの神〉と 〈情況のカエサル〉とは つねに対立し抗争している》という一つの命題を立てたのですが ここからは 《貴族制》…

#19

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( s ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――それでは 《情況》ないし《社会》の基本的な前提とされることについてですが・・・。 まず この《情況》は すでに何度か述べているように ぼく…

#18

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( r ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――ええ そうですね。 こう思います。 今のナラシンハさんの議論は そこにぼくたちの立ち場から言って ナラシンハさんの言葉を借りれば 信念の傾き…

#17

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( q ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――《時間》に対する観念あるいはその理念についてです。 たとえば 時間論としての大きな議論ではなく 先ほどの《理論》と《論理》との差異に対応…

#16

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( p ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――非常に簡潔に 前回のまとめをしてくれたと思う。ただ 痛烈な批判を浴びつづけるような気配にも なってきた。わたしの立ち場は 行為をなさないと…

#15

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( o ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――もう少ししゃべらせてください。 そこでまず ナラシンハさんがおっしゃる《善意の行為の日常政治化は 高められた自由の――或る意味で 外側からの…

#14

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第三日( n ) (〔精神の形式と〕《情況》) ――ナラシンハさん 今回は 《情況》というものについて ぼくのほうからも いくらかの議論を持ってきたのですが まず初めに 先回の議論をいま一度 …

#13

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-03-23 - caguirofie060323 第二日( m ) (精神の《形式》) ――そしてさらに もし国家が 情況のことだと見られてしまうと そういうふうにして出発が開始されることがあるなら わたしの認識は 危険をはらんでいるとも思…