caguirofie

哲学いろいろ

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

#26 

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――または 家族論―― (26) テオドリックは マケドニアの地にあって 互いに共同してゴート種族を率いながら 憂鬱でも 爽快でも なかった。逆に言って ゴート種…

#25

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――または 家族論―― ここで テオドリックは依然として空位期間にあったと われわれは述べたが もっとも かれが その同胞たちすなわちゴート種族の内にあって 必…

BONNEVAL SUR ARC

SAVOIE Situé au pied de l'un des plus hauts Cols d'Europe (Iseran 2770 m), l'authenticité, les traditions et la structure des maisons de pierres et de lauzes*1 en font un village à part. 暗いさびしい光景だが なにがしか光に通じる潜在力を感…

#24

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――または 家族論―― (24) テオドリックの家族論において 時間過程が 焦点である。 ここで 違った角度から われわれの存在=孤独の関係の 時間化について 触…

アマテラス対スサノヲ

「君が代」の替え歌ができたそうだ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000000-san-soci&kz=soci Kiss me, girl, your old one. Till you’re near, it is years till you’re near…

la Cathédrale Saint-Lazare

Autun

Fluctuat nec mergitur

#23

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――または 家族論―― まず あの問題解決の展開過程としての《場》は この家族関係の形成過程に その限りで ひとしいと思われる。家族どうしと言えども その人格(…

toujours la fémininité  

谷泰&D.H.Lawrence論の補遺(bragelone ) 人間イエスについて誤解があるという重大な論点を言い忘れていました。 《欲望を抑える》という問題は 寅さん(bodhisattva)にはないということ 次のような《欲望を抑える不自然な人間的生の追求》はありえないと…

marie madeleine

#22

――ボエティウスの時代―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――または 家族論―― テオドリックは この第二のバルカン放浪の時代において あくまで 彷徨に彷徨を重ねていたのであるが われわれは それでは そのかれ自身の基盤であり…

Capdenac le Haut

Pays des Causses - Lot : dans les ruelles médiévales, il faut admirer les maisons à encorbellement, les fenêtres à meneaux et les portes ogivales. Depuis la place des Andrieu, un escalier de 135 marches conduira le visiteur à la fontaine d…

#21

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §3 バルカン放浪 ** ――家族論―― (21) 本章は 前章につづいて《バルカン放浪》と題した。ここでは テオドリックが 種族ごと あらためてマケドニアの地に定住してからの後の バル…

DA VINCI CODE etc.

la fémininité & Augustin アウグスティヌスも 男女の区別はしている模様である。 しかし 使徒(=パウロ)が 女ではなく男が神の似像である(コリント人への第一の手紙 (聖書の使信 私訳・注釈・説教) 11:7)と言うのは 《創世記》で 神は人間を創られた。…

#20

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §2 バルカン放浪 * ――または 孤独―― (20) これは ややこしい議論である。・・・ 議論を中断したかたちで 角度を変えて論じておこう。 愛欲の複岸性に 基軸を置いた形での孤独関…

ダ・ヴィンチ・コード

『ダ・ヴィンチ・コード』 (4) - 死海文書とマグダラのマリア : 世に倦む日日より引用します。ダヴィンチ・コードの評論の中で論じられたものです。 『民族の世界史(8)ヨーロッパの原型』、この本の中の谷泰の『キリスト教とヨーロッパ精神−とりわけ…

St Arailles

Pays d'Astarac - Gers: cet ancien castelnau du XIVe siècle est aujourd'hui un charmant village agricole et résidentiel perché sur un petit promontoire en coque de vaisseau renversé, conservant de nombreux vestiges de sa splendeur d'antan, …

#19

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §2 バルカン放浪 * ――または 孤独―― (19) さらに続いて論じたい。 次章では ふたたび内面へ戻って 愛欲の現実的な形態(形成態)としての 《家族》をとりあげるつもりである。こ…

Durfort

Sidobre et Montagne Noire - Tarn : joliment surplombé de pittoresques rochers, c'est une commune blottie au creux de la vallée du Sor et au pied de la Montagne Noire. Ce petit village de tradition du sud tarnais, appartenant aux villages d…

#18

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §2 バルカン放浪 * ――または 孤独―― (18) 事業の複岸性は ここでなお 個人の視点にのっとっているなら まず意識の流れの複岸性であろうかと思われる。 一般に かれの現実の錯綜…

le sémiotique

この一文に接すると 現実性に立ったと感じる。 国人らはあなたのもとに王の敵の心で倒れる。 (詩編 (現代聖書注解―インタープリテイション・シリーズ) 44:6=Vulgata ) アウグスティヌス:アウグスティヌス三位一体論(中沢宣夫訳p.326)に出ているかた…

un paysage typique des Baronnies

au pied des Hautes-Pyrénées Un week-end de mai

#17

――ボエティウスの時代・第二部―― もくじ→2006-05-04 - caguirofie060504 §2 バルカン放浪 * ――または 孤独―― (17) ここで 孤独という主題のもとに論じるべきその内実のいま一つは 自己の一生の《事業》―― 一般的に言って 社会的な活動のそれぞれ一分節…

Kristeva!?

つぎのような文章に出会うと いつも とまどった。けっきょく 感覚の世界をうまく言い当てているような表現なのだが ほんとうにそうなのかと問い続けなければならなかった。 ・・・ 《詩的言語の革命 第一部 理論的前提》は 女性としての立場からの考察の所産…