ゑけ あがる三日月や
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録の二 法(ノリ)の問題 五 無制約的自由の個体性と相互制約的自由の共同性として 最後にまとめておこうと思う。 まず 《のり》を《さだめ》に言いかえても 法の問題にとって――その主体の構…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録の二 法(ノリ)の問題 四 機能しないことによって機能する法 それが わたしという動態である 個体性および共同性をふくむヤシロの諸行為関係の究極の要因を研究し その成果としての理論に…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録の二 法(ノリ)の問題 三 わたしは 前提領域(はじめのわたしという視点)において 自由である 第二の論証は 次のように始めることができる。 《普遍法学=ローマ法》によって形成された…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録の二 法(ノリ)の問題 二 わたしにとっての個体性および共同性 法の問題にかんするこのような視点は これまで言われて来なかったわけではなく 争われて来なかったわけではなく しかもわた…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録の二 法(ノリ)の問題 一 人間 いや わたし という視点 法(のり)という問題を 広く そして ヤシロ資本のオモロに関連してかんたんに考えてみようということである。 オモロという主題に…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録 オホタタネコ・デモクラシの歴史的な展開 四 学問の方法の転換 本居宣長はそのライフワークである《古事記伝 1 (岩波文庫 黄 219-6)》のなかで――と丸山真男は書いている―― 古より今に至る…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録 オホタタネコ・デモクラシの歴史的な展開 三 国家形態のアマクダリ(性倒錯の解放) アメツチ(天土)はじめて発(ひら)けし時 タカマノハラに成れるカミの名は アメノミナカヌシのカミ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録 オホタタネコ・デモクラシの歴史的な展開 二 国家形態なる第三の展開例 大タタ根子を オホ田田ネコ あるいは オホたた〔ら〕(=蹈鞴)ネコのいづれとも考えることができるとするなら こ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 付録 オホタタネコ・デモクラシの歴史的な展開 一 三つの展開例 オホタタネコ(意富多多泥古・大田田根子)は オホ・タタ・ネコであり 大タタ根子であるとわたしたちは考えている。 タタははっ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第八のおもろ 愛としてのセヂ連関 せぢの物語は 男の女に対する関係(かつ その前史から後史への移行)であった。 ここで その動態の基本にかんしては 女性・《こ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第七のおもろ 後史はよみがえり 御嶽は かつて葬所であった。また 葬所に利用された海岸洞窟の底を通って死者や神は ニライと現世を往来すると仲松弥秀氏はいう(…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第六のおもろ 前史から後史へ 一 聞得大君ぎや 鳴響む精高子が 巌子島(首里〔に〕) 鳴響(とよ)〔ん〕で 又 おぼつ世(タカマノハラの世)の 真高さ かぐら世の…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第五のおもろ セヂが祝祭のちから 一 げらへ沖縄(ゆきなわ)が 首里杜(しょりもり) 降れわちへ 世添うせぢ おぎやか思(も)いに みおやせ ・・・ 又 君ぎや 寄…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第四のおもろ 祝祭から祝祭へ わたしは 古事記では(また 日本書紀等では) 按司アマテラスの時代は 直接に反映されていないと考える。按司のばあいは まだもっぱ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第三のおもろ 動態的な《祭のさなか》 《イントラ・フェストゥム(祭のさなか)》(木村敏。第二章第二歌)というときの《まつり》は もちろん ヤシロ資本家スサノ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第二のおもろ くにやしろ共同主観のよみがえり 人麻呂が言うには アシハラの瑞穂のくには 神ながら ことあげせぬくに・・・ 葦原 水穂国者 神在随 事挙不為国・・…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第四章 ゑけ あがる三日月や 第一のおもろ 国家形態の終焉 わたしたちは――マルクスにならって―― 神秘の世界にのがれなければならない。 原日本人が第三のスサノヲを受け容れるにあたって たし…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第八節 日本というヤシロ連関 南北両朝が分立してから五十数年 後小松天皇の代に至って両朝が合一した。まだ両朝が合一しなかったときにあって どちらが正統 どちらが非正…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第七節 アマテラス予備軍のオモロに対する批判 聖徳太子の《十七条憲法》の中に 嫉妬をやめよ 嫉妬の思いは際限がない。(物ネタミの戒め) 賢明であり愚かであるというこ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第六節 国家形態のアマクダリ 《かけまくも畏かれども 言はまくも恐かれども 白檮原の宮に 初国知ろしめしし大御代ゆ》(大勢三転考)というときの《カシハラの宮〔ミ(霊…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第五節 やはり国家形態なるオモロ構造の動態を見守ることが 現代の課題である アニキウス・マンリウス・セヴェリヌス・ボエティウスというのは 最後の名称が 《名》であり…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第四節 同じく 仮りのでない国家があるとしたなら ここに 一冊の特異な書物がある。それは 《大勢三転考》と言い 十九世紀の紀州藩の財政担当者であった伊達千広(180…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第三節 仮りのでない国家があるとしたなら 《神皇正統記 (岩波文庫)》が 《天つみ祖はじめて基を開き》というとき――神話的な表現だからなのだが―― ここにはまったく征服・…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第二節b わがくにの国家は 仮りのやしろ形態として共同主観したものである 第三の態度は 新しいスサノヲのオモロをまず受け取ることから始める。タカマノハラ思想は 自分…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第二節a わがくにの国家は 仮りのやしろ形態として共同主観したものである わたしたちは 反核を言うのではない。焦点がちがう。(だから 反核に反対するのでもない。)セ…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第一節b ヤシロロジとしてまず 《日本》が単位である まず 沖縄において 基本的なセヂ連関として 国家のオモロは 形態確立の以前に 存在していたのではないか 土壌がそう…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第三章 日本国由来記 第一節a ヤシロロジとしてまず 《日本》が単位である 日本列島には 原日本人がいたと考えねばならないであろう。おそらく その後の縄文時代のとき 第二の原日本人を形成す…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第八歌c やうら やうら やうら ゑおい 〔まずここまでとしよう。この後 いわゆる古墳時代がつづく。また 形態としての国家が 確立されることになった。〕 ここでは――これま…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第八歌b やうら やうら やうら ゑおい さて 朝鮮の扶余アマテラス・カグラ派は 《精軍(せいくさ)を押し発て》ることになる。やって来た《せぢ鳴響み軍》は 先のノリトに…
――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第八歌a やうら やうら やうら ゑおい 《おけ おおおお》ではなく 《やうやう寄り来 忍び忍びに》ではなく よみがえった自己が やうら やうらと自己を押してすすむ。 まず …