caguirofie

哲学いろいろ

ゑけ あがる三日月や

#16

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第七歌 きざはしの歌 歴史(やしろ資本の形成・共同自治)に女性を排除しない。にもかかわらず 排除の論理(生理?)がはたらくと――つまり 火の神あかぐちやぜるままがなし…

#15

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第六歌 《韓招ぎせむや》――《ノン》 韓(から)招(を)ぎせむや――これに対して 否と答える歌。 我妹子(わぎもこ)が 穴師の山の 山人と 人も知るべく 山葛せよ 山葛せよ …

#14

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第五歌 あかぐちやぜるままがなし 第四歌を もう少し継いでうたおう。 太陽(天)が 呪術心性の憑依の対象としてではなく――そうなると 空気のような身体をもって 性倒錯する…

#13

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第四歌 女性を歴史の共同相続人から排除しない 第一章第三節の構図では やしろ資本推進力なるセヂの《お通し神》は 火の神だとしてかかげた。 この火の神は そのまま 火 Fï …

#12

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第三歌 やしろセヂ関係(愛はここにある)が 歴史の舞台である 沖縄の宗教史で一ばん強く印象づけられるのは 女の霊的な力がひどく優位している点である。今でも神事はすべ…

#11

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第二歌 愛の勝利としての動態 現代の沖縄の人びとが このオモロのうたは おろか その言葉さえも 使っているというのではないそうである。現代の沖縄の人びとにとっても この…

#10

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第二章 勝利のうた 第一歌 弥に 弥 走れ ゑおい――序―― 一 吾(あ)がおなり御神の 守(まぶ)らてて おわちやむ やれ ゑけ 綾蝶(あやはべる) 成りよわちへ 又 弟(おと)おなり御神の 守らて…

#9

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第八節 したがって新しい《せぢ》関係の動態の確立へ向けて 聞こえ大君が 降れて あすびよわれば 天が下 平らげて ちよわれ (巻一・1) われわれが このお…

#8

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第七節b 見えない《せぢ》関係をとおして 自己を了解する これらを――ここでは―― 男の女に対する関係の いわば前史から後史へ(――言いかえると ヘーゲルの一面…

#7

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第七節a 見えない《せぢ》関係をとおして 自己を了解する せぢは 不可視の霊力であるなら スサノヲのアマテラス化という市民=公民化にとって それを対象化し…

#6

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第六節 霊的な共同主観としての《せぢ》関係 個人の利己的な本能も 共同観念的なナシオナリスムといったオモロも 肉の眼では見えず 内なる眼でとらえるしかな…

#5

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第五節 観念の資本力としての《せぢ》 第三節に示した構図に見るようなやしろの観念の資本形態=中央集権的な古代市民の国家は その後 《一六〇九年 薩摩の侵…

#4

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第四節 観念の資本は 男の女に対する関係である 第一節にかかげた《おもろさうし》の第一巻頭の1番のおもろは たとえば次のようなかたちで 収録されているも…

#3

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第三節 やしろ資本主体としてのわれわれ いわゆる琉球王国の成立は 十五世紀のことで 日本一般では室町時代にあたるが 《幾世紀の時をへだてながら それは 小…

#2

もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本推進力について 第二節 さらに観念の資本という観点について 一 伊敷下(いしけした) 世果報(ようがほう) 寄せ著ける 泊り 又 愛(かね)し金殿(かねどの)よ 又 石へつは こので 又 金へつは こ…

#1

――やしろ資本のおもろ―― もくじ→2006-09-17 - caguirofie060917 第一章 やしろ資本の推進力について 第一節 ここでのヤシロロジの方法について 一 聞得大君(きこゑおおぎみ)ぎや 降(お)れて 遊(あす)びよわれば 天(てに)が下 平らげて ちよわれ 首里…

――やしろ資本のおもろ―― もくじ 第一章 やしろ資本推進力について 第一節 ここでのヤシロロジの方法について:2006-09-18 - caguirofie060918 第二節 さらに 観念の資本という観点について:2006-09-19 - caguirofie060919 第三節 やしろ資本主体としてのわ…