caguirofie

哲学いろいろ

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文体―第二十二章 勝利ということ

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-30 - caguirofie050130よりのつづきです。) 第二十二章 勝利ということ 前章では 政治を論じたつもりである。政治したつもりである。この政治ということばで 文体の性の問題――とくには いわゆる女性論―…

 faust

文体―第二十一章 ある奇妙な和解

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-29 - caguirofie050129よりのつづきです。) 第二十一章 ある奇妙な和解 ファウストにおける文体行為の方程式 ファウストにおいて つぎの文章は 単純に かれの自己到来のすがた(過程)を現わしていると…

faust

文体―第二十章 万葉集・巻三(人麻呂のつづき)

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-28 - caguirofie050128よりのつづきです。) 第二十章 万葉集・巻三(人麻呂のつづき) 自然本性をどのようにうたうか 《自然》には 始まりがあった。(ビッグ・バン?)たぶん 終わりもあるのだろう。…

三輪山

文体―第十九章 人麻呂とスミス

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (photo=nayama,yukikazu) (2005-01-27 - caguirofie050127よりのつづきです。) 第十九章 人麻呂とスミス けれども 観念のデーモンが 《世も末だ》と言うのと同じく 観念の政治が 《わたしたちは 運命共同体だ…

文体―第十八章 生活の共同体

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-26 - caguirofie050126よりのつづきです。) 第十八章 生活の共同体ということ ワルプルギスの夜――デーモンたちの踊り始め!? こう言うと 世も末だという――さきの世紀末は それほどでは もうなくなった…

gretchen

文体―第十七章 迫害という観念

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-25 - caguirofie050125よりのつづきです。) 第十七章 迫害という観念 なぞの自然なる《はじめ》 はじめにことばがあった。 (1:1)日本語対訳 ギリシア語新約聖書〈4〉 ヨハネによる福音書作者: 川…

adam smith

文体―第十六章 戦後政治の総決算

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-24 - caguirofie050124よりのつづきです。) 第十六章 戦後政治の総決算 ふるくさい題名ですが。 いまいちど 《ファウスト》の物語にもどろう。コーヒーでも飲みながら しばらく読んでみよう。〈第一部 …

faust

文体―第十五章 政治 そして観念の政治

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-21 - caguirofie050121よりのつづきです。) 第十五章 政治 そして観念の政治 わたしたちは ことばの整理からおこないます。 題名は まつり そしてまつりごと というのとほぼ同じです。 自分で批判して…

faust

城島明彦

もくじ→2004-12-29 - caguirofie041229 協奏曲(ラバーズコンチェルト) (集英社文庫)作者: 城島明彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 1989/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る マドリガル―恋歌 読んだ。感想→2004-12-29 - caguirofie041229 城…

不断桜・鈴鹿

文体―第十四章 観念の放射線

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-18 - caguirofie050118よりのつづきです。) 第十四章 観念の放射線について 概念がことばであるとすると 観念は ことばの切り売りである。 あらためて概念整理 《自然》という概念は――いま ひとつの解…

faust

文体―第十三章 文体の性

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-14 - caguirofie050114よりのつづきです。) 第十三章 文体の性について 十二の章を終えて ここでわたしたちは べらぼうに すでに こう言いたいと思います。 あたり一面が洪水に見舞われた。そこに池も…