caguirofie

哲学いろいろ

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

#9

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第二章 《生産》としての実存行為 3 《神》の系譜のもとでの実存行為 前の第三節に取り上げようとした立ち場も この系譜に入るのだけれど それは 先に別個に取り上げて 一つの消極的な前提とした。 さて 《世界》の概…

#8

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第二章 《生産》としての実存行為 2 法 / 非法 / 不法から成る概念としての《世界》 《世界》は 概念としては・つまり従って 実存行為としては 法と非法と不法とから成ると分析される。 たとえば 《実存としての労働…

#7

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第二章 《生産》としての実存行為 1 《法 / 非法 / 不法》の世界と実存行為 〔カインは蜥蜴のしっぽをまねび ・・・ アベルは血まみれ 砂地に浅く横たはる 遺骸は芽をふき 鴉がつつく〕 愛人は 腋の下から胯間まで 生…

#6

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第一章 《生産》としての政治行為 7 《神》のいないもとでの政治行為(その三) スサノヲの側において 従って それと対立する関係にあるという意味では アマテラスの側においても その両者の関係が―― 一段落としてで…

#5

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第一章 《生産》としての政治行為 6 《神》のいないもとでの政治行為(つづき) ここで ただちに 日本の社会に入る前に 前節からつづいて考えられる点を いま少し述べておきたい。 それは 西欧において いわゆる社会…

#4

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第一章 《生産》としての政治行為 5 ふたたび《神》のもとでの政治行為 前の二つの節において それぞれ重要な事柄をまだ述べていない。その点について まづ触れなければならない。初めに アマテラスとスサノヲの話に…

#3

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第一章 《生産》としての政治行為 4 《神》のいないもとでの政治行為 日本における《神々》のもとでの生産=政治=実存の行為領域を ここでは 《古事記》に拠って拾ってみることにする。カインとアベルの兄弟に対抗す…

#2

もくじ→2008-04-22 - caguirofie080422 第一章 2 《生産行為》の三つの領域 波うちぎは カインは蜥蜴のしっぽをまねび 本体はたちまち変身精子と化す 異人さんに運ばれて 新しい土地に繁殖 アベルは血まみれ 砂地に浅く横たはる 遺骸は芽をふき 鴉がつつく …

#1

――もくじ―― 第一章 《生産》としての政治行為 序:本日 《生産行為》の三つの領域:2008-04-23 - caguirofie080423 《神》のいるもとでの政治行為:2008-04-23 - caguirofie080423 《神》のいないもとでの政治行為:2008-04-24 - caguirofie080424 ふたたび…

changer + de + subst.

III.− Emploi trans. indir. [Le changement affecte le suj. et l'obj.] Changer + de + subst. A.− [Rapport du verbe avec le suj.] 1. [Le suj. est à l'origine du fait qu'il a provoqué] Changer de voiture. Acquérir une autre voiture. Changer d'…

#18

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第三章 性愛関係をどのように論じてはならないか ――§49―― なるほど かれ(パウロ)もあの光の事件のときサウロからパウロへと改名したあとにそうしたわけだが(つまり宣…

#17

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第三章 性愛関係をどのように論じてはならないか ――§45―― まづこのアブラハムの物語については 事実誤認が見られる。大澤によれば ( u ) ・・・アブラハムは 改名と同…

#16

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第三章 性愛関係をどのように論じてはならないか ――§41―― ちなみにここで 第二論文《貨幣の可能性・愛の不可能性》から 愛にかんする大澤の次の定義を引用しておこう。 …

#15

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第三章 性愛関係をどのように論じてはならないか ――§39―― §39−1 性愛関係は 愛の問題に従属する。愛は あらゆる関係性の原型である。 §39−2 性愛関係は たしかに…

#14

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§38―― (r−12) それ(* 究極の《他者》なる観念の神)は 他のあらゆる諸存在者(* つまり ボ…

#13

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§36―― (r−8) こうして 他者(* 現存するアン)の超越性は 常に 挫折せざるをえない。 (承前…

#12

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§33―― 人の眼や世間の眼がわたしの孤独宇宙の絶対の無力を知らしめ 有効な他者関係を築くとは ほ…

#11

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§30―― 自由意志の孤独が他者のそれに対して 絶対の無力であるとき――すなわち他者関係がそのよう…

#10

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§27―― われわれの立ち場はこうである。 ボブはおのれの孤独宇宙のあたかもその地平にたどりつい…

#9

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第二章 信仰とは 非対象についての非思考なる体験(また表現)である ――§24―― 《孤独・性愛・信仰》の章は 次の八つの節立てから成っている。 存在論的孤独あるいは不眠…

#8

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第一章 ボブもアンも その《わたし》は 社会的な関係存在であると同時に 社会的な独立存在である ――§21―― つづいて この死の問題を介在させて 議論は どのように運ばれ…

#7

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第一章 ボブもアンも その《わたし》は 社会的な関係存在であると同時に 社会的な独立存在である ――§18―― 論点は 次のように整理しうる。 (B−8) 死は 孤独宇宙に対し…

#6

――大澤真幸著『性愛と資本主義』への一批判―― もくじ→2008-03-27 - caguirofie080327 第一章 ボブもアンも その《わたし》は 社会的な関係存在であると同時に 社会的な独立存在である ――§16―― それでは 孤独の《解除》とは何であると言おうとしているので…