caguirofie

哲学いろいろ

文体

文体―第十五章 政治 そして観念の政治

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-21 - caguirofie050121よりのつづきです。) 第十五章 政治 そして観念の政治 わたしたちは ことばの整理からおこないます。 題名は まつり そしてまつりごと というのとほぼ同じです。 自分で批判して…

文体―第十四章 観念の放射線

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-18 - caguirofie050118よりのつづきです。) 第十四章 観念の放射線について 概念がことばであるとすると 観念は ことばの切り売りである。 あらためて概念整理 《自然》という概念は――いま ひとつの解…

文体―第十三章 文体の性

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-14 - caguirofie050114よりのつづきです。) 第十三章 文体の性について 十二の章を終えて ここでわたしたちは べらぼうに すでに こう言いたいと思います。 あたり一面が洪水に見舞われた。そこに池も…

文体―第十二章 デーモンが踊り始める

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-13 - caguirofie050113よりのつづきです。) 第十二章 デーモンが踊り始める 例えば 上衣が価値物として亜麻布に等しいとされることによって 上衣にひそんでいる労働は 亜麻布にひそんでいる労働に等し…

文体―第十一章 深追い記

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-12 - caguirofie050112よりのつづきです。) 第十一章 深追い記 マリヤ・イヴァーノヴナの言葉のおかげで私は目があいて いろんなことが一度にわかってしまった。シヴァープリンがなぜ彼女を目のかたき…

文体―第十章 情念と意味と

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-11 - caguirofie050111よりのつづきです。) 第十章 《情念と意味》なる観念 〔トルストイの描く〕プラトン・カラタエフやドストエフスキーの描く聖者の姿は 今なお この人類愛に生きた達人たちの最も見…

文体―第九章 我々のリトルネッロ

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2005-01-02 - caguirofie050102よりのつづきです。) 第九章 わたしたちのリトルネッロ 《リトルネッロ ritornello / ritournelle》というのは オペラなどで 反復(return)される器楽奏をいうのだそうで そうい…

文体―第八章 マルクス

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-24 - caguirofie041224よりのつづきです。) 第八章 少しくマルクス 前章の終わり(補論)で もし仕事を選んでいたら生活が成り立たないという場合には 人は 自己の内なる政府の考えに反して 職業に就か…

の第七章(2004-12-24 - caguirofie041224)を書き継いだ。軌道修正であるから じっくり時間をかけて 確かなものとしなければならない。

この内容に 不備を感じた。もう随分以前に書いたもので 完成をみていたのだが 浅田彰論でつまづきを感じた。巻きなおしだ。

文体−第七章 デーモン関係とは

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-23 - caguirofie041223よりのつづきです。) 第七章 文体に対するデーモン関係 文体のこうむるデーモン関係 人は 文体行為において 生活者として先行して 後行領域では 科学者であったり 知識人であった…

文体−第六章 生活激励者としての文体

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-22 - caguirofie041222よりのつづきです。) 第六章 生活激励者としての生活者の文体 前章の題を《魯迅と〈阿Q〉》としたのは かれらが互いに――後行条件において―― デーモン関係にあるという意味です。…

文体−第五章 魯迅

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-21 - caguirofie041221よりのつづきです。) 第五章 魯迅と《阿Q》 このとき突然 私の脳裡に不思議な画面がくりひろげられた――紺碧の空に金色の丸い月がかかっている。その下は海辺の砂地で 見わたすか…

文体――第四章 ファウストの精神の政治学

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-20 - caguirofie041220よりのつづきです。) 第四章 ファウストの精神の政治学 前章の末尾で 魯迅に言及するといったのは ああ閏土(ジュントゥウ)の心は神秘の宝庫でわたしの遊び仲間とは大ちがいだ。…

文体‐第三章 ファウスト

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-18 - caguirofie041218よりのつづきです。) 第三章 ドクトル・ファウストの物語 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは 学者ファウストをして 自分は《ふたつのたましい》を持っていると叫ばしめた…

文体――第二章 ウェーバー

全体の目次→2004-12-17 - caguirofie041217 (2004-12-15 - caguirofie041215よりのつづきです。) 第二章 紡ぎ手ウェーバー M.ウェーバーにもう一章をあてたいと思う。 ウェーバーは 社会科学の方法として議論しているのだから――もしくは 社会科学的な議…

文体――目次

第一部 きそ 第一章 切り口上――文体とは――・・・・・2004-12-15 - caguirofie041215 第二章 紡ぎ手・ウェーバー・・・・・・・・2004-12-18 - caguirofie041218 第三章 ドクトル・ファウストの物語・・・・・2004-12-20 - caguirofie041220 第四章 ファウス…

文体――第一章 文体とは

目次→2004-12-17 - caguirofie041217 第一章 切り口上――文体とは―― わたしの存在は わたしがわたしであるという自同律(アイデンティティ)の展開過程である。 自己到来するわたしの自乗・三乗・・・とその連乗積をかたちづくっていく過程である。わたしが一…