caguirofie

哲学いろいろ

マルクス葬送

#9

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §12 わたしの物言いは 一般に きみの言っていることは正しいが 言い方がちょっとよくないといったパタンにしかならないが しかも この場合 言い方もわるくない ただ それが 締めくくられていないのではないか という…

#8

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §11 問題は 積極的にも消極的にも 商品生産の形式は 等価交換 すなわち労働の等価性 あるいは人間の平等という理念および意図とに 立っていることである。理念だけではなく この理念を実現させたいとう意図をもった…

#7

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §10 《人身化せられ》 人間に対してその主体の位置を取って代わるかにみえる資本――つまり 人間が わざわざ そう取って代わらせたかにみえる――は その《資本の 生産過程》を論じるのが 《第一巻(ないし 第一部)》(…

#6

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §9 けれども やはり この《資本》論では 人間の法則(ないし人間学)は 隠れている。かくされている。人間を 《経済的範疇の人格化》たる個人として捉えたところで 出発すると言う。だから かくれている。 しかし け…

#5

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §8 経済学の領域においては 自由なる科学的研究は 他のすべての領域におけると同様に敵に遭遇するだけではない。経済学の取り扱う素材の特有の性質は もっとも激しいもっとも狭量なそしてもっとも憎悪にみちた人間の…

#4

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 マルクスの《資本》の意図はなにか §7 《労働はまず第一に 人間と自然とのあいだの一過程である。すなわち 人間がその自然との物質代謝を 彼自身の行為によって媒介し 規制し 調整する過程である》(資本論 1 (岩波文…

#3

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §4 直前に引用した文章でマルクスらは われわれの言葉でいいかえると 生活態度からの出発としての自分の経済学(政策)の実践は 支配階級をうちたおしてでないと なしえないし 生活態度の見直しと新しい確立としての…

#2

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223 §2 人間は意識によって 宗教によってそのほか任意なものによって動物から区別されることができる。しかし人間自身は かれらがかれらの生活手段を生産しはじめるやいなや 自分を動物から区別しはじめる。 (p.24;…

#1

――または会議人カール―― マルクス葬送 ――または会議人カール 併せて同感経済人アダム―― {もくじ} 《唯物論的な見方と観念論的な見方との対立》の不毛について――《新編輯版 ドイツ・イデオロギー (ワイド版岩波文庫)》への一批判―― §1:本日 §2−§3:2005…