caguirofie

哲学いろいろ

第1次日韓会談における「旧条約無効問題」について 藤井 賢二 (宇山卓栄)

http://repository.hyogo-u.ac.jp/dspace/bitstream/10132/2674/1/AA112829850150007.pdf

 

 

 ・・・この問題は1965年2月の椎名悦三郎外務大臣訪韓時に妥協が図られ、1965年6月 22日に調印された日韓基本条約(正式名称は「日本国と大韓民国の基本関係に関する条約」)では日韓併合条約等はrもはや無効である」と記された。

 

「もはや」の語句を挿入することにより日韓併合条約等はかつて有効であったが韓国の独立により現在は失効したと日本は解釈し、一方、韓国は「もはや」と強調してある以上過去に遡ってすなわち当初から無効であると解釈した。

 

これは日韓併合条約等の失効時期をあえてあいまいにして日韓の対立を避ける工夫であった。