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哲学いろいろ

悟後の生活

Q&Aのもくじ:2011-03-26 - caguirofie

悟後の生活とは一体どのようなものになると考えられますか。

 さとりとは何かによって 明らかになると考えます。

 さとりとは 《わたしにあって真理がすべてにおいてすべてである状態に成る》ことです。

 そのひとつの解釈としては 《わたしの歴史におけるすべての因果関係が 必要なだけわたしに分かる》ことです。

 それによって わたしが過去に捉え得なかったことや あるいは 相手との関係においてわだかまりがあってもそのままに成ってしまっていたことなどが 明らかになります。

 過去のことがらであるけれど その分かった時点においてももしわるいことがそのまま残っていたなら それについて事後的にでもよくしよう よく見直しておこうということを行なえます。

 こういった善後策や広く対処のあり方を持ち得ます。






 これをさらに広げて解釈するなら 次のようなことが 《悟後の生活》として行ない得るかと考えられます。

 すなわち 過去のことがらについての善後策だけではなく その現在における失敗を無くすようにすること。

 あるいは 自分のことだけではなく 対話をしている相手にあっても その相手じしんがそのような因果関係ないし情況全体の把握がよく出来るようにというチカラ(もしくは境地)を得るようにこちらが そのキッカケとなるような境地でいること。互いにキッカケと成り得て互いに心が洗われるような心境でいること。


 さしづめこのような生活が考えられましょう。