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哲学いろいろ

 N の話(7)

なれ(慣れ)の話

N の話(4)における (2−1) な=地 からの派生 をあらためて取り上げる。


na 地 は 《な(地)ゐ(居)‐振る=地震》に表われている。
奈良は 《な(地)‐ら(親愛称)》からか?
これは の=野→ の‐ら=野良 からの類推である。


この na 地 から派生したかと見られる語例:

  • na-re 慣れ(その情況や環境になじむごとくあたかも同定するかたちとなる意。平地のごとく凹凸が無くなる)
  • na-ra-su 慣らす・均す
  • nara-hu 習ふ・倣ふ (その考えや仕種に同定するとき その同定のあり方に凹凸の違いがなくなるようにする。同じこと・ものを再現しようとする)

ne-ru 寝る〔=横になる。眠るは い(眠)をぬ(寝)と言った〕