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哲学いろいろ

 M の話(8)

日本語における M の話(つづき)
赤→ 赤‐ら‐む
嵩→かさ‐む
春→春‐めく
しづ‐か(静か)∽ しづ‐む(沈む)

  • では この《しづ》とは 何ぞいや?

しづ[賤]

いやしいこと。また 身分の低い者。
○ しづみ(沈み)・しづか(静か)・しづく(雫)などのシヅと同根か。
大野晋:古語辞典)

しだり[垂り]

細かい枝状に分かれて 長く下方に垂れさがる。
○ しで[垂で]の自動詞形。しづり(垂)・しづみ(沈み)のシヅと同根。

  • だとしたら 《した(下)》という語から このシダ・シヅは派生したか?
  • シモ(下)もあるとしたら シが 《低く隠れたところ》を言うのか?