2012-06-10 M の話(8) 言語 日本語における M の話(つづき) 赤→ 赤‐ら‐む 嵩→かさ‐む 春→春‐めく しづ‐か(静か)∽ しづ‐む(沈む) では この《しづ》とは 何ぞいや? しづ[賤] いやしいこと。また 身分の低い者。 ○ しづみ(沈み)・しづか(静か)・しづく(雫)などのシヅと同根か。 (大野晋:古語辞典) しだり[垂り] 細かい枝状に分かれて 長く下方に垂れさがる。 ○ しで[垂で]の自動詞形。しづり(垂)・しづみ(沈み)のシヅと同根。 だとしたら 《した(下)》という語から このシダ・シヅは派生したか? シモ(下)もあるとしたら シが 《低く隠れたところ》を言うのか?