日米関係&マスコミ
アメリカ通商代表部『年次改革要望書』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E6%AC%A1%E6%94%B9%E9%9D%A9%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8
http://www.owari.ne.jp/~fukuzawa/masmedia.htm
11.メディアの社会的責任
最近読んだ『日本マスコミ「臆病」の構造−なぜ真実が書けないのか』という本は、この点を鋭く追求していた。著者のベンジャミン・フルフォードさんは世界的に定評のある『フォーブス』のアジア太平洋支局長で、マスコミでも活躍している著名なジャーナリストである。
フルフォードさんが一番信頼している情報源は何かというと、暴力団の街宣車だという。この国ではやくざくらいしか本当のことを語らない。彼によると、メディアの信頼性は、雑誌、民放、新聞とくるにつれて下がり、そのどん尻がNHKだ。親方日の丸で、視聴者の受信料の上にあぐらをかき、信頼に足るような顔をしているNHKが一番たちがわるい。
私がフルフォードさんの本のことを知ったのは、政治評論家の森田実さんの講演を聴いたからだった。犬山へ講演に来る途中、新幹線の座席で彼はこの本を読みふけったのだという。森田さんはHPでもこの本をぜひ多くの人たちに読んでほしいと訴えている。
<フルフォード氏のこの本は、全国民に読んでほしい本です。日本のマスコミの堕落をきびしく指摘しています。日本国民は、毎日、臆病で堕落したマスコミ報道を見せられ、読まされています。これは、あたかも毎日毒を飲まされているようなものです。本書を読めば、マスコミの毒で頭脳が冒されないようになるでしょう。>
ベンジャミン・フルフォードの本から引用したいところだが、私は書店でこの本を得意の速読術を使って立ち読みしたので、本が手元にない。そこで、森田さんのHPから孫引きさせていただくことにする。
<隠然と横たわる日本の『タブー』。皇室、ヤクザ、右翼、警察、差別、政治家、創価学会−彼らはそれらについて、知っていることを書けないでいる>
<臆病な日本のメディアは沈黙を続け、国民の前に真実は明らかにされない。そして壮大な『フィクション』はつづいていく>
<なぜその地位 にとどまっていられるかという点について、現在最も追及される人物は、小泉純一郎である。この口先だけの改革男は3年以上にわたって総理大臣の座にすわり、歴代総理の中でも長期政権の仲間入りをすでに果たしている。はっきり言おう。これは、日本の恥である>
<小泉にとって、新聞・テレビは麻雀で言う『安牌』だ。秘書官の飯島勲のメディア・コントロールに一任すれば、何の心配もいらない。飯島が番記者を集め、懇親会を開けば、何も言わなくても記者たちはメモを見せ合い、翌日にはお揃いの記事も大きく書いてくれる>