アジア 社会保障で協力を
広井良典稿――日本経済新聞2005.09.29経済教室(29面)
§1 社会保障の国際協力
1−1 グループ化から
A:皆保険かそれに準ずる制度が整備され少子・高齢化や社会保障の効率化が課題となっている国・地域
- シンガポール・韓国・台湾など
B:サラリーマン層には一定の社会保障が整備されつつも 人口の多くを占める農業従事者などへの制度が未整備で いわば《皆保険前夜》ともいうべき状況にある国々
- マレーシャ・タイ・フィリピン・インドネシアなど
C:産業化の初期段階にあり社会保障制度はごく限られた範囲にとどまる国々
D:《人口超大国》としてこれらの区分に収まらない国々
- 中国・インド
1−2 協力の具体的内容
(1) 制度設計のレベル
(2) 制度の運用や実施のレベル
(3) 技術的ないし臨床レベル