caguirofie

哲学いろいろ

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

社会力学的コミュニケーション論

世の中には 次の二つないしは四つの人間類型がある。 (α) 非思考の場(信仰)に立つ場合 (α‐1) 有神論 (いくつかの名で呼ばれる神を抱く) (α‐2) 無神論 (神を無いものとして抱く) (β) (α)の亜流をいだく場合 (β‐1) 神を 観念の神(想像の…

貨幣

貨幣の起源をめぐる個人と社会との関係について はじめに 隣り合いがあった。(ここですでに そもそもの初めに 個人と社会との同時成立を見ようとしています)。 家族があったし 生活が そもそもあったわけですが 隣り合った生活が始まっていた。この共存に…

方向の片寄り

Democritus x Epicurushttp://homepage1.nifty.com/kurubushi/card59265.html 外部アルキメデスの点 世界の起源最初の一撃ほころび 穴クリナメン:方向の偏り clinamenクリナメン=偏奇する運動変化paregklisis斜行運動

第三項の排除

★ 排他性 ☆ にかんする分析ですが これは 国家の形成という問題が いちばん 起点になっていると考えます。 国家というものは 社会が 二階建ての構造になることだと わたしは見ていますが それは ひとりの人間の思惟・内省=生産・行為の形式に発していると考…

原罪

わが信仰をもしひとに伝えるとなれば それは 比喩としてしか・あるいは広く物語としてしか できないはずです。もし仮りに言葉どおりに簡単に伝わったとすれば それは 人間の気持ちであったり 理論であったりするものでしかありません。 それ以上の何かが伝わ…

ときは満てり。

ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ 1 (1881 Westcott-Hort New Testament) 15[και λεγων] οτι πεπληρωται ο καιρος και ηγγικεν η βασιλεια του θεου μετανοειτε και πιστευετε εν τωι ευαγγελιωιマルコによる福音書 / 1章 15節 「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音…

本格小説と自由意志について

(α) ルーテル( Martin Luther )に《奴隷意志》の議論があるようです。 ▲ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ルターは《人間の意志 voluntas hominis 》が《奴隷的で囚われたもの serva et captiva 》であると主張するが それ…

受動意識仮説への批判

1. 意志行為に関して 右手を動かすかどうかという主題は 意味がないのではないか。 2. たとえ思弁的なことがらであっても 生活の中でどう考え結論としてどう行動すると考えるか こういった人間の自己表現としての意思決定に沿ったことでないと 何とも言…