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哲学いろいろ

哲学と科学

わたしたちは コトバを使い分けます。



 ふだん日常生活で使っているスサノヲ人間語と よそ行きのアマテラス人格語とです。

 アマテラスというのは 多少とも公共の・公的なという意味を込めて用いています。

 言いかえると スサノヲ語は あやまちうる人間のそのままのコトバです。

 


 アマテラス語は いまここで問われている科学語でもあり 普遍性を問い求めその成果にもとづこうとするかぎりで あやまち得ないと考えられている普遍語です。

 事実や事象についての普遍的な認識は 科学という行為であり ことばとしてアマテラス科学語です。
 人間とその関係ないし社会のことについての普遍性を求めたときの認識は 倫理語ないしアマテラス人格語です。

 アマテラス人格語は 人文科学としてのアマテラス普遍語です。


 科学と言えば いまでは一般に 自然科学のことですね。そしてこれが アマテラス科学語を代表するものと思われます。

 哲学は すべてをあつかいます。例外をおきません。または これこれのゆえに例外とするという説明のもとに 例外をおきます。

 したがって哲学は コトバとして捉えれば 

  《スサノヲ人間語 - アマテラス普遍(科学および人格)語》

 なる構造的なコトバやその対象となる世界のすべてをあつかい 何とかその全体としての世界観を得ようとつとめます。