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哲学いろいろ

ひと――エワとアダムー―が 善と悪を知る木から採って食べたことは 自由意志のもんだいである。

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▲ (創世記 2章&3章) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
https://bible.salterrae.net/kougo/html/genesis.h …

2:16 主なる神はその人に命じて言われた、
 「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。
2:17 しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。

3:6 女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなる
には好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも
与えたので、彼も食べた。


 〔そこで主は ひとに言われた〕。
3:19 あなた(=アダム)は顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、
 あなたは土から取られたのだから。
 あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。


3:22 主なる神は言われた、
 「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。
 彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。 
3:23 そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたそ
の土を耕させられた。 
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1. 神はその言いつけにひとが従わなくなることを知っていた。はずだ。

2. ならば そのように神の言葉にさからう自由度をも ひとが――そ
の意志にとって生まれつきの自然本性としてそなわった人間の自由におい
て――持つことを知っていたし そのように《つくった》。はずだ。

3. ひとが エデンの園から出ることは 初めから織り込み済みであっ
た。はずだ。

 




4. 弟のアベルを殴り殺した兄のカインについて 神は かれを生きさ
せた。

5 カインをころす人間には 神じしんが七倍の仕返しをすると言って
人殺しカインの生きることを守った。

6. 人殺しには そのカインの《顔が落ちた》という経験を味わわせた
が プラス・マイナスの広範囲の自由度を持った意志自由については 神
は 基本としてうべなっている。のではないか?

7. プラス・マイナス――あるいは 善と悪(?)――については 善
と悪との彼岸ということが問題になるのではないか?

8. それでなければ 聖書記者たちが創世記において神を登場させた意
味がない。ではないか?

9. 善と悪との彼岸とは 生命か?