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卑弥呼の墓?初の立ち入り

卑弥呼の墓?初の立ち入り=箸墓古墳、研究者が調査—土器など確認・奈良
時事通信2月20日(水)21時7分
 邪馬台国の女王卑弥呼の墓との説がある奈良県桜井市箸墓古墳を20日、日本考古学協会など15学会の研究者が調査した。同古墳は宮内庁が陵墓として管理しており、研究者が敷地内に立ち入って調べたのは初めて。墳丘部には、ふき石や土器が散らばっていたという。
 邪馬台国の場所をめぐっては、畿内説と九州説の間で長年論争が続いている。桜井市周辺は邪馬台国の有力候補地とされ、畿内説を主張する研究者の間では、箸墓古墳卑弥呼の墓とする見方がある。
 箸墓古墳は3世紀半ばから後半に造られたとみられる前方後円墳で全長約280メートル。研究者16人は午前中、約1時間半にわたり墳丘最下段の縁を歩いて調べた。宮内庁孝霊天皇の皇女の墓としており、発掘や遺物の採取は認められなかった。
 日本考古学協会森岡秀人理事は、ふき石や土器について「築造年代の研究に役立つものがあるかもしれない」と話した。古代学研究会陵墓委員で、橿原考古学研究所付属博物館の今尾文昭学芸課長も「多くの人がいろいろな季節に観察する中で新しい確認がある。(調査には)まだまだ制限があるが、機会を増やしていきたい」と述べた。 

時事通信社