ツァウバーガルテンからのエントツァウバルング
ツァウバーガルテンからのエントツァウバルング
1. 人間の社会は いま二階建て構造の国家という形態を採っている。
2. 一階は スサノヲシャフト(市民社会;ヤシロ)。二階は アマテラストゥーム(公民圏・スーパーヤシロ)。
3. アマテラス公民圏は アマテラス公務員とアマテラシテ象徴とから成る。
4. アマテラシテは 国王・象徴天皇・大統領・総書記のこと。
5. ただし この国の家に 雲あるいは靄がかかっている場合がある。端的に言って この靄から 同調圧力とよばれるクウキが醸し出される。
6. このクウキが蔓延するとき 社会は ツァウバーガルテンと成る。
7. クウキの製造元は アマテラシテのさらに上をアマガケルかのようなスーパーアマテラス症候群(アマアガリ・シンドローム)であり これは 《神のごとく如何なる者の下にも立つまいと堅く誓ったたましい》を言う。
8. アマアガリシンドロームなるクウキを支えるのは 一階のスサノヲ市民の中にあってスーパーアマテラスをアイドルとしてあがめるスーパーアマテラス予備軍症候群である。
9. このクウキは そもそも無効である。社会にまぼろしの靄をかけるに過ぎない。
10. ただし 無効のものが現象として有力になり得る。世の中が ツァウバーガルテンと成るときである。
11. ものごとについて鶴の一声・が/で決まるといったマジナヒがクウキとして観念の運河を人びとの頭の中に穿って交通させているときである。
12. この呪術の園からのエントツァウバルングを問い求める秋ではないか?