回答№2 11 18
☆ №69
哲学の仕事とは 人びとそれぞれの心の燈心に火をともすこと
です。
人間は そのつど 科学の光によって人びとに明るさをあたえ
ることが出来ますし 生まれつきそなわった自然本性なる心で
他者に対して思いやりを持って 温もりをあたえ得ます。
ただし 哲学の命題は そのひと本人がみづからの心の燈心に
熱を得て燃えつづけるようになることです。
(ほんとうは 人間が人間に対して 火をともしてやることは
出来ない相談です。そのキッカケをつくってやることは 出来
ます)。
人格とは そのチロチロと熾火のごとく燃える燈心の火で お
のれの精神のいとなみをさわやかにして元気づけることです。
記憶‐知解‐意志の三つの能力行為の一貫性 あるいは 社会形
態としては 司法‐立法‐行政の三つのチカラの整合性のあるま
とまりを 活性化させることです。( cf. №18)
科学の明るさや思いやりの暖かさは そのつど・また部分的に
対症療法のごとく ほどこされる〔人知の成果たる〕暖炉のよ
うなものです。
哲学は――欲張りですから―― 超越論的な存在をも想定して
そのあたかも霊性としてのごとき火を つまり暖炉やクーラー
のハタラキを超えて長く永く燃えつづける熾火のようなあるい
は聖火のような火をイメージした元気じるしを 売り物にして
います。
この動態が 人間の人格です。自我なんてゴミが どこにあろ
うや。