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哲学いろいろ

韓国語は 日本語のルーツか?(3)

関西弁における 子音終わりのことば

 たとえば 笑福亭鶴光という芸人が
 ▲ 鶴光でおまっ。
 ☆ とあいさつします。おそらくこれは 
 ○ ござります→ございます→ござーます→ごわーます→をあます→おます→おまs→おまっ
 ☆ と変化したのではないかと考えます。つまり 大阪あたりでは日本人も 音節を子音終わりとする発音の傾向があるということを意味します。
 音韻は その全体の組織の中でそう簡単には変わらない部分を特徴的に持つ場合が一般であるので この場合の閉音節としての発音傾向も 言ってみれば古代から続くものなのではないでしょうか? (早くいえば大阪あたりでは 朝鮮半島から渡って来た人々が 多かった)。と考えるのですが どうでしょう?

 あるいは 
 ○ もうかりまっか?
 ☆ むろんこれも
 ○ もうかりますか→もうかりまsか→もうかりまっか
 ☆ という経緯だと考えられます。つまり閉音節が生きています。
 ○ そうでんねん←そうでsねん

 あるいは 音節末子音を省いたかたちで対応する語例が 二音節の語に見られることを――例外的ですが―― 挙げておくべきかと思います。
 ○ 夏 natu ∽ ヨルム yeoreum < nyeoreum (夏)
 ○ 鶴 turu / tadu ∽ ツルミ durumi (丹頂鶴)

 学問として公正を期すという目的のために ひとことつけ加えました。