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哲学いろいろ

[テクニカル分析]日経平均・日経平均先物9月限=25日現在

[東京 25日 ロイター] 日経平均日経平均先物9月限は現物、
先物とも反落した。いずれも上値・下値を切り下げ、目先調整含みの印象を与える。
一方、移動平均線では、終値が5日線を下回った。引き続き25日線、200日線とのカイ離幅は大きく、過熱感が残る。  
現物の日足は、ごく短い下ヒゲと上ヒゲを伴う「小陰線」となった。安寄り後、下値に抵抗感をみせたが、利益確定売りの圧力に押されて、ほぼ安値圏で引けている。23日に形成した上ヒゲの存在感が大きく、今回の陰線で下振れたことにより、目先の天井を示唆する形となっている。短期調整局面に入った可能性がある。
日経平均は8月8日の安値からほぼ1000円値幅の上昇を記録した。今回の下げで、25日線(1万2075円48銭)とのかい離は2.7%まで縮小したが、200日線(1万1457円74銭)とは8.2%かい離と過熱感が残る水準だ。
もっとも、中期上昇トレンドを否定するシグナルは出ていない。東証1部の売買代金は 2兆円に迫る高水準であり、市場のエネルギーが衰える兆しもない。当面の下値は、22日に空けた「マド」(1万2291円73銭―1万2330円70銭)が意識される程度だろう。25日線を割り込まない限り弱気に転じる必要はない。
月足の長期チャートでみると、1989年12月の史上最高値(3万8957円44銭)から2000年4月のITバブル期の戻り高値(2万0833円21銭)を結んだトレンドラインをこの8月に上抜いた形になっている。大勢的な強気相場転換の可能性は高い。
短期の調整後は、1998年10月安値1万2787円90銭、さらに1万3000円の大台を目指す動きが予想される。
(2005年 8月26日(金) 7時41分・河口 浩一記者)