Suttanipaata/ vangiisa
▼ 1274(Suttanipaata 354) 〜〜〜
nibbaayi so aadu saupaadiseso
yathaa vimutto ahu ta.m su.noma.
▽ 〜〜〜〜〜〜〜〜
Was he quenched or had he a residue remaining?
Let us hear in what way he was released."
▽(宝彩有菜のスッタニパータ) 〜〜〜〜〜〜〜
かれは、消え滅びたのでしょうか? それとも生存の根源を残して安らぎに帰したのでしょうか?
かれはどのように解脱したのでしょうか、──
○ (ぶらじゅろんぬ)〜〜〜〜〜〜〜
かれは‐ニルワーナされたのか または 余りを残して
のごとく 解き放たれて(解脱して)あったか それゆえ われらは聞きたい。
○ (ぶらじゅろんぬ2) 〜〜〜〜〜
かれは 吹き消され(ニルワーナされ)たのか それとも 余りを残していたのか?
どのように 解き放たれて(解脱して)あったか それゆえ われらは聞きたい。
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・ yathaa : ・・・のごとく
つまり《何々のごとく》としか載っていない。《何のごとく( how )》は 水野辞典にない。けれども 富田論文での訳を見るとあるのかも知れない。
・ sa-upaadi-seso: 余りを残して
これを 富田訳は 《燃料を残して》と言っている。
sa-upaadisesa :有余の
sa: 共に
upaadi-sesa: 有余の
upaadiyati (upa-aa- daa): 取る、執取す、執受す
sesa m. (sis): 残り
upa: 近く、副の
aa-: まで、から、こっちへ
daa: あたえる