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哲学いろいろ

《甘え》再読+人間が変わる

関連記事もくじ→2005-05-07 - caguirofie050507

もくじ

  1. 《甘え》再読→本日
  2. 《甘え》とパウロ2005-03-14 - caguirofie050314
  3. 《甘え》とべらぼう話→2005-03-15 - caguirofie050315
  4. 人間が変わる(1)→2005-03-18 - caguirofie050318
  5. 人間が変わる(2)→2005-03-19 - caguirofie050319
  6. 人間が変わる(3)→2005-03-20 - caguirofie050320
  7. 人間が変わる(4)→2005-03-21 - caguirofie050321
  8. あざむきとは。→2005-03-22 - caguirofie050322
  9. 《甘え》概念の普遍性→2005-04-09 - caguirofie050409
  10. 聖なる甘え→2005-04-10 - caguirofie050410
  11. 自我→2010-01-07 - caguirofie100107

健全な甘えと病的な甘えとがあると見ることを知った。
通過すべき・経験すべき甘えを経験しえていずに これを求め続ける甘え。したがって 負の甘えがあるということ。
また 甘やかすというのは その相手に同一化することを伴なうのだと。同一化とは けっきょく甘えのことであって 甘やかすとき 人は その相手がおこなってくるであろう同一化を先取り(preempt)しているのだという。甘えをこちらからおこなうと 相手は 一たんたしかに甘えてくるのだが そのとき その病的な側面については きちんとわかるようになるのだという。先取りした甘えは この負の甘えを広く大きく予防することになる。

「甘え」の構造 [新装版]

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続「甘え」の構造

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