caguirofie

哲学いろいろ

2010-11-06から1日間の記事一覧

秋のうた(Verlaine)

秋の ヴィオロンの すすり泣き長く 私の 心はその ものうさに疼く 時の 鳴るとき息 苦しく蒼白く 私の 旧き日々の 想い出され泣く 不倫の 風の誘うまま 私は彷徨う 落ち葉の ごとくただ あちこちと迷う Paul Verlaine: Chanson d'automne 《 Poèmes saturnie…

《われ》は他者である( Rimbaud )

《われ》は他者である ・・・ ロマン派の思想が正しく理解されることは全くなかった。これまでの評価は 誰が下したというのか。《批評家》か。《ロマン派の連中》だって? 歌というものはごく稀れにしか一つの完成作品ではないということを すなわち歌い手に…