2015-01-27 優しき律動(裸の電車が・・・) 詩 優しき律動(裸の電車が・・・) ひと言も理解 できないはずなのに 鍵盤がピアニストをたたき出すように 陰影が点描画を奏でている のではないだろうか 明日も同じだろうか ひと山の風が吹いて 旋律が揺れる 小さな波にそっと触れる 慰めは遠心力に吹き飛ばされる 絶対の音符がみえるようだ 五本の軌道に乗って 裸の電車が進み入る 蝶のように嘘のように