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哲学いろいろ

 M の話(16)

あやぶ‐み(危ぶみ)

  • あゆ;あえ aye:こぼれ落ちる
  • あや-す;あや-し:こぼす。したたらす
  • あや-む;あや-め(危む):人を殺傷する。
  • あや‐し‐む:傷つける
  • あや‐ふ‐し(危し):〔崩れそうで〕心にかかる。など。
    • (原義):物や事が崩れ去りそうで はらはらさせられる状態であるの意。
    • 類義語アブナシは 無考えで他に迷惑をかけそうで気がかりである意。中世以後 アヤフシとアブナシとは 意味が混同された。
  • あや‐ぶ‐む(危ぶむ):(アヤフシの動詞形)物事がこわれ 崩れ去りそうだと懸念する。 // 疑う。


次のアヤは どうなのか?

  • あや‐ま‐る(誤る・謝る)
  • あや‐ま‐つ(過つ)


ただし 次の アヤ とは別のよう。

あえ aye(肖え)

原義:アヤ(文・綾)の動詞化。
1.形がそっくり似る。
2.あやかる。或る物に似て それの持つ幸福・幸運をうける。

あや(文)

1.(文)物の表面のはっきりした線や形の模様。事物の筋目。
2.(綾)綾織物
3.技巧としてほどこす変化。また 表現上の技巧。