caguirofie

哲学いろいろ

万葉集の「磐余池」か

万葉集の「磐余池」か=堤や建物跡発見—奈良・橿原
時事通信12月15日(木)19時29分
 奈良県橿原市教育委員会は15日、同市東池尻町で、人工的に築かれた池の堤とみられる遺構が見つかったと発表した。6世紀後半から7世紀前半にはあったとみられ、専門家は万葉集に登場する「磐余池(いわれのいけ)」の可能性が高いとみている。
 磐余池は、天武天皇の第3皇子で、謀反を企てたとして686年に自害に追い込まれた大津皇子の辞世の句に詠まれ、橿原市や隣の桜井市周辺にあったと考えられてきた。
 橿原市教委は市道拡幅工事の事前調査で、丘陵地の畑を南北81メートル、東西1.8〜7メートルにわたって発掘。堤の造成土のほか、堤の上に6世紀後半から7世紀前半にかけての建物跡などを確認した。
 堤は池の北側に「へ」の字に築かれ、長さ約330メートル、幅20〜55メートルと推定される。築造時期は不明だが、出土した遺構としては国内最古の人工池の可能性があるという。