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哲学いろいろ

纒向遺跡に桃の種2千個

…3世紀、祭祀に使用?

読売新聞 09月17日21時51分

 邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、3世紀中頃の穴から桃の種約2000個や竹製のかご6点が出土したと、市教委が17日発表した。

 桃の種が1か所でこれほど大量に見つかる例はないという。桃は、古代の中国や日本で不老長寿などの効果があると信じられ、祭祀(さいし)に使われたとみられる。

 桃の種は、昨年11月に出土し、邪馬台国の宮殿の可能性もあるとされた大型建物跡から約5メートル南の穴(南北4・3メートル、東西2・2メートル、深さ0・8メートル)で見つかった。大型建物を区画する柵跡を壊しており、建物の廃絶後に掘られたらしい。当時の桃はピンポン球ほどで、果肉が残ったものや未成熟のものもあることから、食用ではなく、かごなどに入れて供えたとみられる。