2008-03-12 企業買収ルールのあり方 社会 上村達男・渡辺宏之(日経20080312経済教室) 英国参考に包括策つくれ 英国型ルールの特色 企業買収の様々な局面に即した実践的なルールが用意され 大抵のことが起きても《いまどうすべきか》に関し明確な回答が直ちに得られ 事実上会社単位での防衛策は不要なこと 詳細なルールの基礎にある原則が明示され 常に原則に立ち帰った評価が下される 日本でも以下の原則を確立すべき 株主権行使の前提として《株主としての資格》が問われる 企業価値の最大化とは企業ミッション(任務)達成の最大化 会社支配権取得には責任が伴ない 株主側にはミッション実現への貢献策を明示する責任 特定少数者を出資者とするファンドの出資者は会社の株主として認識されるべき 日本と違う文化があるという。 シティーでは ジェントルマンたるもの原則やルールを守るに決まっており それを破ることは命にかかわるほどのものというディシプリンが確立している。