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id:namdoog の議論は
きょう わたしは見限った。意味がないと判断した。意味のある文章を書いてから読んでも おそくないと判断した。
けれども この判定は すでに一度 終えているものである。
恣意性の神話―記号論を新たに構想する
メタファーの記号論
新修辞学―「反哲学的」考察
《我、ものに遭う》
以上の著書を読んだ後 これらは 漂流中だと判断していた。確認したのみとなる。あほくさ。
#20
――源氏物語に寄せて または 観念の資本について――
もくじ→2006-07-08 - caguirofie060708
章二補 《観念の資本》小論〓 ――夕顔の系譜としての浮舟論――
(一夫一婦方式をめぐり 江藤淳:作家は行動する (講談社文芸文庫)および漱石:明暗 (岩波文庫)にかんする議論をつづけている。)
源氏物語における対関係は 少なくとも当時 幾何学的な制度としての一夫一婦が定立されていなかったことにより 主として その形成過程そのものが 同じ一人の主人公について いくつかの形式(すきずきしさ)として より動態的に 捉えられ描かれたと考えられうる。
漱石の作品においては 総じて 対関係は 一夫一婦の形態を前提として その形態の中での動態的な過程を描く。