caguirofie

哲学いろいろ

#23

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223

§32(同感)

会議をわたしたちは 井戸端会議でもよいとしてきたから 赤ちょうちんで一緒に( sym- )酒をのむ( -posium )ときの協議であるシンポジウムとよんでもよい。判断力がにぶらなければ よいであろう。同感は 利己心をみとめる しかるにわれらは 利己心の世の中に住む ゆえにわれらは 《ぶつぶつこぼし》 傷をなめ合い 同情の会議をひらく などという《このつぶやきは どこから来たのか》。
けれどもマルクスも 《自由の領域は かの必然の領域を基礎としてのみ開花しうる》というではないか。とここまで あの二重会議派にやられた同情の会議派は つぶやく。
だから確かにスミスも 基本の会議の実践を 《シンパシー》とか《仲間の思い fellow-feeling 》と言って 後行するものたる過程に注目し 感性にかかわることばで 表現した。ルウソも 《第一 人間の基本の関係を 〈感じる〉こと》と説いた。

続きを読む