caguirofie

哲学いろいろ

2004-09-25から1日間の記事一覧

La Jeune Parque 1

星を散りばめたこんな時間に 孤りして そこで もし風の音でないとすれば 泣いて いるのは 誰かしら 今にも泣こうとしているわたしのこんなにそばで いったい 誰が 泣いているの? 何か心の深い意図に対して憑かれたかのように わたしは わたしのこの手は そ…

海辺の墓地――ポール・ヴァレリー――(Paul VALERY:Le Cimetière Marin)

穏やかな屋根に 鳩が幾羽か 遊ぶ 真昼 樹々の間の 墓石の間の かげろうの海が また 寄せては返す この ひととき いにしえの 神々の沈黙に じっと 耳を傾けてきたのだ

Sète

ポール・ヴァレリ《海辺の墓地》etc.