やまとの三輪山なる大神神社が 日本人のこころのふるさとなのでしょうか?
(必ずしも歴史事実として容易には比定し確定することのむつかしい
問題ですが 登場人物それぞれの思いや考えを捉え 人間一般として
の――と言っても決して目の粗い編み物としてではなく 肌理の細か
い――問い求めができればよいと思います。
また たとえ休憩時間でのくつろいだ話としてでも そういったやり
取りが 古代の人びとの心の襞に分け入って捉えることができたなら
――それは 間違いなく現代のわたしたちの情況にも通じていると思
われるからには―― うれしい限りです。)