《きちがい》を差別用語とすることは その規定を一般的な判断(≒常識)とし勝ちゆえ 差別していないか
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Q&Aのもくじ:2011-03-26 - caguirofie
▼ (朝日新聞DIGITAL:副総理、講演で差別表現 指摘に「不適切でし
た」 〜〜〜〜〜〜
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00000067-asahi-soci
(あ) 祭りの参加者を「きちがいみたいな人ばかりだ」と述べ、
(い) 精神障害者を差別する表現を使った。
(う) 氏は 後 「不適切でした」と述べた
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☆ (え) 引用は端折っていますが この記事は 何を言おうとしてい
るか?
(お) すなわち 前提として〔暗に〕言っていることは 《きちがいと
いう表現による規定がまちがって当てはまる人びと――ここでは 〈精神
障害者〉――がいる》である。
(か) けれども ここで副総理は 祭りの参加者のことを言っている。
だけだ。
(き) この記事は それでも 《間違った規定》が一般に広がっている
と見て――そういう問題意識が 普段からつよいゆえだろうか―― ただ
ちにその言葉を捉えて (お)の前提につなげた。
(く) ということは――記者の心を忖度するならば―― 副総理の表現
は 《間違った規定としての 差別表現につなげて見られやすい》ゆえ
気をつけてくださいと言おうとしているか。
(け) もしそうならば (お)の前提について その規定は間違ってい
るということを しっかりと伝えなくてはいけない。そのとき同時にであ
る。
(こ) さもないならば むしろこの種の――《間接的に不適切となるよ
うな表現》を控えようとうったえる――記事が広く伝え勝ちになってしま
うことは むしろ差別表現の固定化なのではないか?
(さ) 差別表現は その規定が間違っていないけれど 差別表現になる
から やめようと言っていることになりはしまいか? その誤解を生みや
すいのでは?
(し) もしくは このような差別用語といった規定の仕方をこそあらた
めるかだ。言葉は 自由に使ってよいのだと。《適切かどうか》は その
人の文体いかんにかかるのであって 《言葉狩り》の問題ではないと。