2015-01-31 塔の歌 詩 塔を去って出会った街に 親鸞の傘を忘れ 雨に打たれ 死す 銀杏並木の 街よ 驕るなかれ 塔を漕ぐ種族よ 贖罪と再生のときだ ぎんなんの雨をささげて 祭儀だ 夢をすすめて ばす通りをよぎり ちかてつを航くのだ らせんを進む染色体列 踊れ 連環よ