caguirofie

哲学いろいろ

四度目の

アンコール。

鈴木理恵子のバイオリンに載せて シチリア舞曲(パラディス)。

かろやかである。感じがよい。 

♪ トゥイッタラ トゥイッタラ (りふれいん)

♪ ・・・・ ・・・・ ティーティラティー

♪ ティリティリティリティリ ティリティリティリティリ

♪ ・・・

シチリア舞曲は いくつかあるみたい。

ヰキぺ:シチリアーナ

古い時代のシチリアーナとして最も有名なのは、20世紀にレスピーギによって《リュートのための古風な舞曲とアリア》第3組曲の第3曲として弦楽合奏用に編曲された、16世紀イタリアの作者不詳のリュート曲であろう。この原曲は1999年に、日本でトマトピューレ会社のTVCMに利用され、曲名と演奏者についてメーカーに問い合わせが殺到し、急遽リリースされたマキシシングルCDがヒットチャートに躍り出るという事態を招いた。


バロック時代の有名なシチリアーナには、ヘンデルの《リコーダー・ソナタ ヘ長調》HWV369の第3楽章(ニ短調)や、伝バッハ(偽作)の《フルート・ソナタ 変ホ長調》BWV1031の中間楽章(ト短調)が挙げられる。

シチリアーナのリズムは古典派音楽においても愛用され、モーツァルトの《ピアノ協奏曲第23番》や、ハイドンのオラトリオ《天地創造》のソプラノ独唱のアリアにも利用されている。チマローザの《オーボエ協奏曲》にもシチリアーナの楽章が含まれている。

19世紀の間、シチリアーナによる有名な曲はほとんど産まれなかったが、世紀の変わり目にフォーレによって復興され、チェロとピアノのための《シシリエンヌ ト短調》が作曲された。これは後にフォーレの高弟・ケックランによりオーケストラ用に編曲され、劇付随音楽《ペレアスとメリザンド》とその組曲版に挿入され、いっそう広く知られるようになった。