caguirofie

哲学いろいろ

進展

もくじ→2005-02-06 - caguirofie050206

人生百年の計

昨夜 さらに新しい進展あり。過去の歴史の解釈のうえでのことだ。
ポーラとつきあうにあたり わたしは あくまでひとつの条件をつけていた。そもそもの初めのことである。むろん 信頼関係の成立いかんという条件である。信頼関係が成ったと確信できなければ 前へ進まないという前提条件を置いていた。
自分自身をも欺いていたのだ。この条件を忘れたかたちにしたのだ。わたしは ポーラが好きだという状態にすすんでなり そういう態勢をとった。これが 一種の防衛作戦なのだった。
どういうことか。
どうも わたしは ポーラがまともにつき合うようになるとは思っていなかったようなのだ。だから 警戒をしていた。というよりは 自己防衛を自らに課した。友やあらゆる味方になるべき人びとをも あざむき むろん自分を欺くことから始めたのである。ポーラに惚れているということ この姿勢をとること これが 最大の防御なのである。こうすれば なにが来ようと 悪魔の最後の一突きだけは まぬかれる。
昨夜 わたしには そもそもの初めに そういう戦略をとっていたということが 明るみに出たのだ。もう警戒を解いてよいと判断したのであろう。というような言い方をするということは わたしは 感性の上で あるいは 身体の感受性の上で そういう態勢になり 戦略をとっていたようなのである。みづからの理性をもあざむいていたのだ。われながら なんというストラテジストなるか!四十五・六年の計である。〔同じ人間どうしであるということからして〕遺憾ながら ポーラを敵と見ていたのだ。
当時は言うまでもなく つぎの祈りを知っていなかった。
《Ne nous fais pas entrer en épreuve,
mais délivre-nous du mauvais.》(Matthieu6:13)