caguirofie

哲学いろいろ

アマテラスお二階さんは 一階に大政奉還すべし。

 いわゆる地域主権について問うものです。

 なぜ大政(ムラムラのマツリをつうじての共同自治)をいまの二階にあるマツリゴトから元の一階スサノヲらのくにに奉還すべきか?
 それは もともと平屋建ての市民社会が どうして二階建てになったか? を見てみると分かるはずです。
 すっ飛びの仮説によって考えてみます。

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 感性と理性を交えた或る知性が 或る日或るとき こころのいと高きところに純粋存在なるまぼろしを見た。
 イリ(世界への入りをおこなう)人は このまぼろしをそのままなぞとして心にしまっておいた。
 ヨセ(世界を束ね寄せる)人は まぼろしに取り憑いた。その輝く光に身も心もつき従うとの誓いを立てた。いよいよその《いと高き者》に似てきたとき――きわめて人間的な人間になったとき―― 周りを見てみれば このまぼろしには誰も 関心がない。
 ヨセ人は ここであきらめなかった。このまぼろしによって人びとを感化し 世の中を束ね寄せる。そうしてみせる。そうすれば《いと高き存在》の光は あまねく行きわたり世はますます常世(とこよ)の国として栄えるであろう。と踏んだ。

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