caguirofie

哲学いろいろ

#146

もくじ→2005-05-13 - caguirofie

第三部 キリスト史観

第七章 《妻籠みに八重垣作る その八重垣を》

第二節a 欲情のない生殖としてのアマアガリの時間

市民社会学原論》では 対(つい・男女両性)の関係として 愛欲の多角的な関係形式と唯一なる関係形式との関係といった角度から論じました。そこでも たしかに 《妻をこもらせるために》から《妻とともに》への史観における動態が見られたわけですが そしてそれは 〔第一および第二の〕死がその過程に必然のものであるとするなら 《源氏物語》にはこの死の問題は むしろ濃厚に問われているとも見なければならないのですが いま
いま 要は 第一のスサノヲから第三のスサノヲへのアマアガリ過程 これに焦点をあててみたいと思います。やはりここでも そのように出発したいということですし おそらくすでに出発しているということになると思います。

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