caguirofie

哲学いろいろ

#45

もくじ→2005-05-13 - caguirofie050513

第二部 唯物史観への批判

第二章 史観が共同主観であるということ

第三節b 国家形態に対する共同主観の形成

《もし正義を欠くならば 国家とは 盗賊のむさぼり行為と違わない》というときの《正義(法)》とは 空想的な概念ではなく まづこれを《律法》と解すれば 共同観念の範型(禁止と自在との経験的な法則)であり アマテラス者の側に立った史観である。(アマテラス者は この史観を生きる。アマテラス予備軍は みづからは空中に生きるようにして この史観を理論化して 補強する)。
また むろん この《正義(法)》は われわれの愛する・人間の愛さずにはいられない・共同主観の原理(神の律法)であることをも 意味表示する。共同主観が 国家成立のはじめ また それ以前の前古代市民的な掟・律法のはじめに 人間の内に存したことをも 意味表示している。というのが われわれの共同主観史観であった。

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