caguirofie

哲学いろいろ

#101

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第四部 ヤシロロジとしてのインタスサノヲイストの形成

第五十七章b もう一度 前史と後史ということ

――告白7・4・6――



ウェーバーの文章について考えます。
最後の一文 《神の力は巨大なもの 唯一神教的なもの にまで高められる》というのは ウェーバーの見方である。《ねたむ神》を そのまま実体であると思いなすことによって――つまり はじめに《やしろ資本推進力として 唯一のちからである》かれが あのアブラハムに始まる信仰が 共同主観されたとき ただいわば前史として 表現じょう そのように(《ねたむ神》というように)語り合われたにすぎないものであるのに―― ただ人間的な推論によって この共同主観が 人びとのあいだのおきてなのであり やがてそれは つまりヤハウェが 《巨大なもの 唯一神教的なもの にまで高められる》と見て説いたのである。

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