caguirofie

哲学いろいろ

#3

――源氏物語に寄せて――
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序 光源氏における対関係の形式 (3)

――市民社会学の諸概念――

補注4

ヘーゲルの言う《どうでもよさ》または《偶有性》とは まず ここで アウグスティヌスから出発しようとしたからには たとえばアウグスティヌスが 次のように述べるときのその概念を指して言っている。

〔造られたものにおいては〕 失われ 減少され得るすべてのもの 例えば大きさと性質 また或る他のものとの関係において言われるもの 例えば友情 親戚 召使 類似 等しさその他 また位置 状態 場所 時間 行為 情念は偶有的である。
アウグスティヌス三位一体論 5:5)

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