caguirofie

哲学いろいろ

#17

もくじ→2005-12-23 - caguirofie051223

§26

〈第一巻 第一編 第一章 商品と貨幣〉のつづきである。
その最終の〈第四節 商品の物神的性格とその秘密〉である。
われわれの愛すべきかにみえる《跳躍の密会》は 一つの信仰形態に原因し この信仰形態は 会議にもとづく生活態度が 信仰動態であると言われるばあいと同じく 会議以前の宗教形態ではなくなっているが 密会・密約(つまり なにものかとのそういう契約)である点では やはり一つの宗教を形成してもいる。わたしたちの信仰動態の約束は はなはだ安易なかたちで われわれが会議を持ちうる・持ったという歴史的な出発点 もう少し抽象的にいうと 意志の自由な先行する領域において抱く存在(自己確認)がわれわれ自身だという同感の原点 これである。

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