caguirofie

哲学いろいろ

第一部 第三の種類の誤謬について

もくじ→2005-05-13 - caguirofie050513

付録四 共同主観夢

37 共同主観夢の眠り

この章では 信仰次元の議論をゆるされたい。前章では 夢の議論を中断して 時間観として 史観を取り扱い 時間意識の観点から ある程度 歴史を俯瞰しえたかとも思う。おおづかみながら 日本の社会についても その歴史と現代の情況を概観できたかと考える。
ここでは 再び付録三を承け そこでの《死の克服》という問題にかんれんして 議論を継いでいきたい。具体的には 死のとげとしての罪をどのように捉えるかについて 共同主観夢の観点から 有益と思われる事柄を取り上げていこうと思う。

異和の補償力をふたたび顕彰したい。
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