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哲学いろいろ

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 例えばダーウィンの進化論はいままで幾点かその欠点は指摘をうけてきたが、反証の根拠も進化論そのもの同様希薄であった。それに裏付けがなされたのである。

 

○ 遺伝子レベルで、ランダムに突然変異が起こる。

→ 遺伝子レベルではなく分子レベルでランダムではなく規則的な組織化の結果進化は起こる。

 

○ 環境ははじめから与えられており、しかも普遍の上位と考えられている。

→ 環境そのものが生命により進化を与えられていることが考慮されてない。

 

○ 進化とは自らの中で発生し、さらに自分自身をも超えていくもの。

→ 自分がある答えを出した時に環境による合格の判定をまつのではなく、自らその答えを受入、さらにそれさえも超えて、新しいステージへ進んでいくのだ。したがって、環境が生命を支配するのでもなく、生命が環境を支配するのでもない。相互に影響しあう共生した状態にあるのである。この関係は生命と環境のみにならず、宇宙全体に広がっているはずだ。

 

ダーウィニズムのようなあいまいな科学はすでにわれわれの社会、企業内に巣食い環境に適応できることこそが、善とされ、そこでおこる自己組織化は不安定要素とみなされ管理というヒエラルキーは更に強化されていく。

 

われわれはみずからの誤った生命イメージから創造性が損なわれたつまらない世界観を創り出しているのではないだろうか