caguirofie

哲学いろいろ

§ 1 精神分析等の《無意識》は 脳におけるそのような部位の存在が確認され

ていませんよ。

1. ▲(1)(ヰキぺ:無意識) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%84%8F

無意識(独: Unterbewusstsein, das Unbewusste、英: subconscious )には、
大きく以下の二つの意味または使用法がある。

(あ) 「意識がない」状態。(通常の心理学や精神医学での用法)

(い) 心のなかの「意識でない」領域。(ジークムント・フロイトが提唱した
精神分析学や、カール・グスタフユングが提唱した分析心理学での用法)
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2. 独英語のごとく 《意識下 あるいは 潜在意識》とよぶのが 一般です。

3. (い)の説明は 分かりづらいですが この無意識なるハタラキをつかさ
どる脳細胞の部位が 独立して存在するというもの(仮説)でした。特にフロイト
では 性衝動にかかわるイド(= 英 it; 独 es )もしくはリビドーの問題でし
た。


4. ▲(1) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
§§ 3.4 無意識の存在

とはいえ、「無意識」という用語は、定義が曖昧で、通俗性が高く、恣意的な意
味で使用される危険性が大きい。[要出典]

現在では、精神分析学に対する批判も含めて、「無意識」という言葉・概念を使
用することに対する消極的な傾向が存在する。[要出典]
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5. 《要出典》として消極的な発言になっていますが ひとつに立証責任は
《無意識》論者のほうにあり ひとつに 《独立した脳の部位としては あいま
いである》。つまり そうではなく記憶という能力行為における潜在意識として
なら 何の問題もないということだと思います。




6. ▲(1) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
§§ 4 深層心理学理論と無意識
・ フロイトの抑圧する無意識

フロイトの提唱した精神分析学では、無意識に抑圧の構造〔☆ この構造からリ
ビドーが生まれ湧出すると言う。つまり このあとで言う《神経症》を起こすと
言う〕を仮定し、このような構造において、神経症が発症するとして、その治療
法の理論を展開した。
(批判:「抑圧する無意識」は実証できない)。


7. ・ ユング自己実現の無意識

(う) 分析心理学を提唱したカール・グスタフユングは、「自我である私」
が「なにゆえ私である」のかを問うた。

(え) 「私である意味」は、魂の完全性、円球的完全性の実現にあると考えた。

(お) 無意識は、自我を自己(ゼルプスト)すなわち 「神」へと高めて行く
構造を持つと仮定した。

(か) (批判:「神へとみずからを高める無意識の構造」は実証できない。

(き) しかし、「ユングの基本理論」と「ユングの思想」は分けて考えねばな
らない。ユングの理論も反証可能性を持たず、現代的な範疇での科学としては、
成り立たない[要出典])。

(く) 分析心理学は、「神話の意味」、「死と生の意味」などを思想的に解明
するに有効であった。[要出典]

(け) ユング自身は、科学理論として慎重に理論を構成したが、それは表層構
造において、容易に、宗教やオカルトに転用可能な理論であった。[要出典]
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8. 注釈は要らないと思われます。



9. (う)から(か)までのユング問題は 唯識の八識ないし九識の仮説に似
ています。

10. 稿を改めますが 問題は 記憶とそこにおける潜在意識という前提にあ
るならば 不都合はないことです。


11. 記憶は覚えるというよりも われをも含めた世界からの刺激や情報を受
け留めて それらを整序しファイルしておくという秩序作用に そのハタラキの
真髄があるのではないか。

11. 記憶の倉庫から情報を取り出してそのあと――《知解》能力が――整理
するというのではなく すでに整理してあったものをさらに思考し加工し 知解
は 編集(創作?)するのだ。



12. 知解なる能力行為は 末那識に対応しているかも知れない。ただし知解
して 選択肢を添えて出した結論から どれをえらぶかは 意志なる行為能力で
ある。

13. わざわざ意志を知解と分けるのは 結論における最善の策を 意志はえ
らぶとは限らないからです。高度に政治的な判断がくだされることがある。

14. 末那識は おそらくこの意志能力をもふくむかに考えられる。ただしあ
いまいだ。