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哲学いろいろ

器質のゆらぎすらも 世代を経て 社会源の心理的なゆらぎから

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9922876.html

1. 心理的な(一時的・その場としての)気のタユタヒは 相手とのマジ
ハリにおいて アース役を引き受けることをとおして起きる。どちらか一方
が アース役に回ることが多い。

2. 神経組織の働き方におけるエラーも もとは 社会における人間関係
の中で アース役として人びとの怒りや悩みを受動的な能力において――す
すんでにしろ いやいやながらにせよ――受け留めたところから来ている。

☆ この仮説を問います。

3. 器質にもおよぶと考えられるのは 親から子への世代を経てだと考え
られる。一代では 心理的な渋滞にとどまる。

4. 親は家庭に戻ると アース役の一面でのつらさを そのたくましさと
共に――進んで話すにせよ黙っているにせよ――醸し出すことをとおして
配偶者や子どもたちと 共有すると思われるからだ。 

5. 手でも足でも 使わないままにしておくと 機能がはたらかなくなっ
て行く。同じように 心理的な渋滞から 器質にまでおよぶことがあると考
えられる。

   *

参考:
6.  アース力(りょく)は 《ゆづる》問題である。

 (α) 《ゆづる》は 《受け身のチカラ》である。

 (α‐1)  ユヅリアヒは 人間力である。


7. 神崎繁によると ヨーロッパでは――ヨーロッパでも―― チカラを
能動・受動のふたつの側面に分けて捉えたと言う。

8. ○ 神崎繁アリストテレスの子供たち――ヘーゲルマルクス・ハ
イデガー―― in 神崎繁熊野純彦・鈴木泉編著:『西洋哲学史 III 《ポ
スト・モダン》のまえに』 2012
 
これによりますと 次のように《ちから》の内容・分析が捉えられています。

 (β) プラトンソフィスト』:
  《働きかける力( dynamis tou poiein ; dynamis energetike,
          potentia activa )》
  と
  《働きかけられる力( dynamis tou paschein ; dynamis pathetike,
         potentia passiva )》

 
9. (β)のうち後者を承けての系譜として:
 
 (γ) アリストテレス形而上学』第九巻:
   《働きを受ける力( dynamis tou pathein )》
     ( pathein = paschein )

10. ただちに時間を飛びますが:
 
 (δ) コナトゥス という概念をめぐる主題の取り方もあるようです。

 (ε) ハイデガー:《矯(た)めを持つさま( Ertragsamkeit )》
        =邦訳:《担いの実り豊かさ》

11. ちなみにこのとき 神につなげる見方も出されているとか。

 (ζ) レヰナス:《絶対的な受動性》をさらに想定しつつ:
     《受容性( réceptivité )ならざる純粋な受動性
      ( passivité )》
     《いかなる受動性よりも受動的な受動性》

   *

12. 《社会源》と言うのなら 元から断たなきゃダメ。と共に 受け
身のチカラを さらになお 開発して行こう。

13. 哲学が あらゆる学問を――受け身のチカラにおいて――総合す
る役目をになうのではないか?・・・すこやか党宣言。