caguirofie

哲学いろいろ

「トーラスって何ですか」というお便りへの返信 [ネムネコの呟き]

http://nemuneko-gensokyou.blog.so-net.ne.jp/2016-11-21-16?comment_success=2016-11-21T19:59:06&time=1479725946

「ぶらげろ」からこのような質問がありましたので、少しだけ答えたいと思います。

Q:トーラスについて おしえてください。

トーラスとは、穴の開いているドーナツ。

このような図形。



色を付けると、毒々しくて、見づらい。
だから、メッシュだけで。



ウィキペディアに綺麗な図が出ていますので、そちらをご覧になったほうがわかりやすいと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B9


brageloneさんの質問の関連で言うと、
トーラス、ドーナツ表面に住んでいる人々はドーナツの穴の空間にはどうやっても到達できないですよね。
ドーナツの表面を歩いているアリは、ハエやハチのように羽を持っていないから、その表面をひたすら歩くことしかできないですから。そして、ドーナツ表面世界に住むアリにとって、世界とはドーナツ表面ということになる。
だから、ドーナツの穴の部分、その空間に到達するには、「飛躍」が必要。


ただ、このアリが十分に理性的な存在であれば、ドーナツ表面の曲がり具合から自分が平坦な世界ではなく曲面に住んでいることくらいはわかるかもしれない。そして、ひょっとしたら、自分たちがドーナツ世界に住んでいることを知ることができるかもしれない。しかし、それはあくまで数ある仮説の一つに過ぎないでしょう。そして、できることは、その仮説を裏付ける間接的な証拠を幾つか見つけ、その仮説を真実とみなすことくらいでしょう。まして、ドーナツの穴の中身がどうなっているかなどは知るすべがないし、ただ推測することしかできない。その推測が正しいかどうか確かめることもできないでしょうね、きっと。


話を例の質問への回答に戻します。
あの回答は、誰かにならって、イデア界をすこしハイカラに、数学的な装いを持たせて、「トーラス」と呼んでいるだけだと思いますね。
「トーラス」という言葉は虚仮威しに過ぎないと思いますよ。
このナゾめいた言葉で人々を幻惑できる(笑)。
わたしに言わせれば、一番コズルイ方法ですね。
あの有名な量子・ヒモ理論のおヒトと何ら変わらない。


プラトンの洞窟の比喩の焼き直しといったところでしょうか。
われわれは、イデアイデア界そのものを知ることができず、その影を見て、それが世界のすべてと思っているに過ぎない。
だから、この世界で語られるものは、知ることができるものは、完全なものではなく、部分的な真実、真理に過ぎないとなる。


回答には、深層心理がどうたらこうたらという言葉も出ているようですが、要するに、アソコの部分は、ブラックボックス部分を「ドーナツの穴」と言い換えているだけではないでしょう。


それ以外の部分は、「ドーナツの穴」をイデア(界)、叡智界と置き換えて読めば十分ではないですかね。

メビウスの輪も出ていたようなので、メビウスの輪の絵も。





さらに、ウルトラマンメビウスの主題歌を。