caguirofie

哲学いろいろ

夏安居


Trimurti: Brahman Visnu & Siva

natural 2015/02/27 18:42

こんばんは、ぶらじゅろーぬさん。
こういうふうに書くのね。


生活の描写が繊細で色彩豊かで、
わりと「具だくさんてんこ盛り(^_^;)」
にもかかわらず
淡々とリズミカルに進む文章。
それだから微妙に実話っぽい。
ポールとポーラに通じているような、
インタムライスムにも通じているような。


わたしが激しく反応したのは、
◆他人(ひと)から見て自分は幸せそうかどうか
(1章でナランシハは ののしられていますね)
◇自分が実際幸せかどうか
(最終章ではナランシハは突き抜けていますね)

途中で割って入る bragelone

 第一章のナラシンハは すでにシュラーワスティの《或る沙門》のもとで修行を終えてすでに故郷ソパーラに帰って来ています。帰って来て 道場を建てたところです。その指導者は 船乗りだった《そのひと》――富楼那(ふるな・プルナ)*1――です。
 しあわせかどうかは どうなんでしょう。
 自未得度 先度他。と言います。
 みづからの心には まだあまった場がある。ほかの人びとについても 自分のことと等しく同時に考えて行こうというボディサトワの行き方があるようです。
 しあわせかどうかは どうなんでしょう。


のギャップかな。それと、
そのナランシハの姿を戸惑いながらも受け入れ、
ちゃんと我に還る、
というか、もともとおれをしている
「おれ(ドゥフシャンタ)」。あ、ズレてる?
こっちのオレが主人公だよね?

bragelone

 じっさい我ながら この《おれ(ドゥフシャンタ)》のことは描き切れてないよね。
 400字詰め60枚程度の短編のままにしてよいか迷ったのですが ほとんど放っておいたままになりました。
 どっちも主人公だと 書いた人間としては思います。理由はあまりなく 感覚的にです。


それにしてもヴァサンタセーナは
太陽っぽく完璧に描き過ぎなんぢゃないの?
人間臭さが無さすぎるっていうか。
こんな理想的な現実に女性が実在するの?
全体を通して現実感が漂っているから、
ここだけなんだか腑に落ちない気分。

bragelone

 あぁ そうなんですか。
 ぢゃあ 理想像を通り超えて憧れになってしまっているのだろうか。

>おれは 快く当惑していたにちがいない。
:まるう゛ぇいゆ〜!


>心が動いたのは いま 目の前のひとりの男が陥っている困惑に対してではなく かれがバラモンの出でもないのに あたらしい修行とやらによって 今の節ぶしの祭儀を打ちくずそうとさえしているのかと思われたことについてである。
:good!!


>おれは 自分がかのじょを愛していると思っていた。
:マちがいだったと言っているのですか?
いや、たぶんそれも
自分の歴史として大切にしているのかな。
執着するわけでもなく。あ、ズレてる?

ぶらげろ

 これは だいたいの理由としては 恋愛経験がとぼしいということと関係していると思います。そういう言い方をするということが。
 だから その先どうなんだと言われても はっきりとは答えられないのですが。

>描かれた紅鶴(ハンサ)の頭部あたり――それは胸のあたり――が盛り上がって セクシュアルな線を浮かび上がらせている。
:イマイチ!
→ふたつの丘は妖艶な曲線を描いている。とか。
ねこさんなら「三角関数のグラフのように」
とか言いそうだ。(^_^;)

ぶらげろ

 なるほど。即物的でしたかぁ。

>しかし ヴァサンタセーナは 母か?と訊けば 母だと言い ソパーラへ行くか?と訊けば 別に・・・と答えた。(じつに 《別に》と答えた。)
:ああ、ここが彼女の唯一の隙なのかな?

ぶらげろ

 ここは そういうふうに――あいまいなかたちで――でも表現しないと次へ進めなかった。苦肉の策。

>社交を愛するときが 流れていった。
:ナランシハは、ひらいたの?閉ざしたの?
よう分からん。(-"-)

ぶらげろ

 玉虫色です。

>《その人》がかれの詩のなかで問いかける《きみ》――《きみ いまさずば・・》の《きみ》――なるものを 想い描いていた。
:これは、ナランシハにとって相対的ではなく
絶対的だと確信した「きみ」なの?

ぶらげろ

 まだそこまでの認識に到っていないと受け取ってください。

>一般に 矛盾というものをどう割り切ることもなく かんたんに乗り越えて生きてゆくという人びとの知恵
:に流されるのも時にはいいかな。
それで前に進むことができるなら。

:まぁ これは 時と場合による。と言うと 逃げた応答だろうか。

>おれは 《いつ いかにして 他人に真実を語るべきであるか》(J.-J. Rousseau)について戸惑うようには 出来ていなかった。
:瞬間湯沸し器め!(#^.^#)/y-.。o○(^_^メ)

:似ているけれど ちょっと人となりの現われ方が違うんではないか。

> ――・・・そおぉ あなたの求めていた場所が見つかったのね。
:たいていの女性はこんなことは言えません。
行かないで!と言って泣きわめきますが、

:そうですか。
 このあと どう言いますか しのびなくて 『アテナイのナラシンハ』を書きました。そこで ヴァサンタセーナは夫婦となっています。

> なににも増して 愛を愛する女であった。
:good!!
だからナランシハを祝福できたのね。
わたしには真似できません。(^_^;)

:・・・。

> ――・・・昨日はあなたがくどいたの 今日はわたしの番。
:badd!!
→ナランシハ。昨日の続きをしましょう。
たっぷり仕返ししたいわ。

:・・・。

>そのことが訊きたいという気持ちがあった。ただ やはりおれは 妻が産褥にある山の村里のことを考えていた。
:nice!!
悲劇でも喜劇でもないような。
すっきりしたラストいいね。

:あぁ この褒め言葉にぐっと来ますね。ありがとう。


しゃべりたい放題でした。

natural 2015/02/27 18:45

そうそう、
トマトには再回答しました。27番。
質問者が見ているかは疑問だけど。


ミネストローネとかボンゴレロッソとか
アラビアータとか好きですか?とまと。

bragelone

 そうとうひどい――あるいは典型的にひどい――ようでした。
 そこから 翻って これは 会社人間という犠牲なのかどうかを考えた。
 でも おそらく自分の責任であろうと思った。